すずめっこときつつき むかし、むかし、きつつきとすずめっこど、きょうだいでしゃ、なかよくくらしてだど。ねえさんきつつきは、たまげだだでまげでしゃ、おしれんこつけるたって、くちべんこつけるたってまんち長い時間かがるじもの。妹のすずめっこまだ、とんじゃくなしで、せぇぜぇおはぐろぬるくらいののものであったど。ある朝まのことだじね。「いなかのかあさん急に病気さかかってたいへんだからすぐにもどってきてけれ。」ってしらせとどいだど。ふたりともびっくりしてしゃ、すずめっこだばしゃ、どでんしたひょうしに、そっぽさおはぐろつけでしまったじね、んだども、そのまま、すぐとんでいったけど。きつつき姉さんときたら、あわてて飛んでいくどころか、ますますていねいに、おしれんこつけるじね。すぐ飛んで帰ったすずめっこだば母さんの死に目さ間にあったけど。おしれんこぬるなさじかんかがったきつつき、母さんしんでしまってしゃ、だみまでだしたあどだったど。したば天で見ていた神さまいったけど。「すずめっこよ、お前は親思いのえぇ子だから、人間の近くで住んで、なんぎしねでお米を食べれるようにしてやろう。」それがら、家の近くに巣作るようになったどすずめっこのそっぽのまるい点っこ、あわててつけたおはぐろのあとだどよ。きつつきには、神さま、「おけしょうすることばかりかんがえおって、母さんの死に目にあえねでしまった親不孝だから、自分でえさをさがすがえ。」といって、ごしゃえだど。んだがら、きつつきは、羽っこだばまんちきれいだども、山で木だつかまってトントンとくちばしでただんで、自分でえささがさねばならねぐなったど。
へっぷりじんじい むかし、むかし、あるどころに、ひとりのおじいさんがいたど。あるとき、おじいさんは、山さしばかりに行ったど。おじいさんが山でダッキダッキと木切っていたら、山の奥から大きな声で、「誰だ、そこで木切るもの」って言ってごしゃぐものいたど。おじいさんは、負けねえと、大きな声で、「山のへっぴりじんじい」っていったど。山の神さんは、「したら、ひとつ、ひってみれ。」っていったど。おじいさんはうんと気んばって、「チューチュー、錦サラサラ、五葉の松原、トッピンパラリのブ!」ってひったど。山の神さんは、たまげてしまって、「おやおや、上手だな。ほうびけるがら、持っていげ。」っていったど。それで、おじいさんはほうびをじっぱりもらって、喜んで家さ帰ったど。
トッピンパラリのブ!